アルレッキーノ
Arlecchino
道化師アルレッキーノの衣装をイメージさせるので、この名前がついています。道化師といっても、いろいろなキャラクターがあり、アルレッキーノはそのうちの一人(ピエロも道化師の一人です)。黒い仮面をつけて、小布を継ぎ合わせた色とりどりのまだら模様の服を着ています。ピエロのようにだらっとした服ではなく、ぴったりとしていて、下半身はタイツ。このタイツもまだら模様です。写真はアルレッキーノのコーン形のものを使ってつくったエンジェル。胴体(洋服)の部分がアルレッキーノです。
アベンチュリーナ(アヴェントゥリーナ)
Avventurina
銅のフレークが入った金色のガラスを溶かし込んでつくったビーズです。天然石のアベンチュリンと同様、内包物がある景色が特徴です。天然石の場合は、グリーンのアベンチュリンがよく見られますが、必ずしもアベンチュリン=グリーンというわけではありません。金粉などを中にほどこしたもの全般的にアベンチュリーナというようです。色ガラスの入ったものをソンメルソといいますが、アベンチュリーナとソンメルソはほぼ同義と考えてよいでしょう。
→ブルーアベンチュリーナ
インカルモ
Incalmo
インカルモとは、色をつなぎ合わせるガラス技法の1つで、内被せ(うちぎせ)、外被せ(そとぎせ)があります。コロリッシマと呼ばれているものもこの技法が用いられています。
ヴィンテージ
Vintage
ヴィンテージとは、ぶどうの収穫年という意味の英語で、気象条件に恵まれた年を「ヴィンテージ・イヤー」と呼びます。しかし一般には、ワインの出来を表すときに使われることが多く、「年代物の稀少な価値のある」という意味と考えるのが自然です。ジーンズやアンティーク品などでも、よく使われているのでご存じの方も多いでしょう。ベネチアンのハンドメイドビーズでも、今は作られていない年代ものの貴重なビーズを、ヴィンテージ(ビンテージ)ビーズ、あるいはアンティークビーズなどと呼んでいます。ビーズでは、30年前〜100年未満のものをヴィンテージ、100年以上経つものをアンティークというようですが、呼び方についてはっきりとした根拠はなさそうです。これらは、現地のフリーマーケット(蚤の市)で売りに出されている場合が多いようです。
ヴェッテ
Vette
細いガラス棒を溶かし、絵付けするように描いて作ったもの。もともとヴェッテとは、直径1mm以下に引きのばした細いガラス棒のことを言い、これを使って本体を回しながら描くため、螺旋模様になります。このほかにもヴェッテの技法を使ったものには、フィオラートやフィリグラーナなどがあります。
ギアッチョ
ghiaccio
イタリア語で「氷」のこと。清涼感のある色合いが魅力です。ミロの装飾デザインにこの色彩をあわせたミロギアッチョがポピュラーです。
クリムト
Klimt
ガラスに金箔、銀箔をのせて、ガラスのフレークやミルフィオリに使われるモザイクガラス、ムッリーネ(Murrine)を埋め込んでつくられます。オーストリアの画家、グスタフ・クリムトの画風を彷彿させるビーズです。
ゴミートリ
Gomitoli
ゴミートリは、イタリア語で糸玉をあらわします。表面に細い糸状の装飾がほどこされています。
コロリッシマ
Colorissima
箔を使わず、中にマットなガラスを入れ、その上に透明なガラスをかけたものです。コローレ(colore)とは「色」のこと、接尾語の-issimoは「最上級であること」をあらわします。つまり、色彩を最も重視したものだということ。知的で落ち着きのある上品なビーズです。
サティナート
Satinato
表面につやが無いマットなものです。サティナートとは、サテン(Satin)のような質感のものということです。
スプリンクル
Sprinkle
セラーリ
Serale?
イタリア語で「夕方の」という意味。夕方の暮れかかっている空の景色から、このように呼ばれるのでしょうか(?) 箔を貼ったガラスの上に2種類(2色)のガラスを使っていっしょに溶かして成型、グラデーションになったものです。さらに、金箔や銀箔でデコレーションされ、非常にぜいたく、かつ不思議な魅力を醸し出しています。
ヌーボラ
Nuvola
イタリア語で雲のこと。色ガラスの中に白い細かいナゲットが散りばめられていて、あたかも空に浮かぶ雲のようなイメージのビーズです。
ビコローリ
Bicolori
イタリア語で「二色使い」のこと。2色のカンナ(Canna=ビーズをつくる材料となるガラス棒の総称。ヴェッテやムッリーネもこれに含まれます)を使ってつくるビーズです。
ピューマータ
Piumata
イタリア語で鳥の羽根のこと。鳥の羽根の模様に見えることからこう呼ばれるほか、フェザー(英)とも呼ばれています。ベースのガラスに色ガラスを線のようにのせ、縦にひっかいて鳥の羽根模様をつけるそうです。
フィオラート
Fiorato
直径1mmにも満たないような細いガラス棒を溶かし、ベースのガラス玉の上に糸で絵を描くように装飾するヴェッテの技法を使った、繊細で豪華、芸術性の高いビーズです。イタリア語では「花」のことをフィオーレ(Fiore)といい、フィオラートを含め、花柄のビーズ全般をフィオーレとも呼びます。状態をあらわす接尾語-atoによって「花模様の」「花のある」という意味になり、フィオラートの中でも特に細かいものがフィオラートフィーネです。なお、ミルフィオリもフィオーレの一種です。
フィリグラーナ
Filigrana
フィリグラーナとは、イタリア語で「すかし模様」のことです。ベネチアンガラスの代表的な技法であるヴェッテを使った装飾の中でもきわめて繊細な模様のものがこれ。細い線が螺旋模様となりレースのようになっているものです。長年にわたり、ベネチアからの技術流出を防ぐため(他の国々に真似されないため)、製造法が明かされず、秘法とさえいわれた技法。もちろん現在は明らかになっていますが、ベネチアでもその技を受け継ぐ人はほとんどいないようです。写真の左側はフィリグラーナの上にさらに模様を描いたもので、フィオラートフィリグラーナというたいへんめずらしいものです。
ブルーアベンチュリーナ(ブルーアヴェントゥリーナ)
Avventurina blu
紫金石(ブルーゴールド)と呼ばれる鉱物のフレークを溶かし込んでつくられたビーズです。ルナブルー(Luna
Blu)とも呼ばれ、輝きと深みのある幻想的な紺色が魅力的です。
→アべンチュリーナ
ペスタッチョ
Pestaccio
イタリア語で「細かく砕かれた」という」意味。ベースとなるガラスビーズの表面に細かく砕いたさまざまな色のガラス片を融着したハンドメイドビーズです。
ミルフィオリ
Millefiori
イタリア語で「千の花」という意味。フィオーレ(Fiore)は花という意味ですが、複数形は語尾がiに変わります。どこを切っても同じ柄の出る、金太郎飴のような細い花模様のガラス棒、ムッリーネ(Murrine)を2〜3mmの厚さに切って、ベースとなるガラス玉に並べて貼り付け、熱加工してなじませたものがミルフィオリ。カラフルで賑やかなビーズです。ミレフィオーリ(この表記のほうが現地の発音に近い)、ミルフォリなどと表記されることも。なお、ペーパーウエイトをはじめ、他のガラス工芸品でもよく見つけることができます。
ミロ
Miro
スペインの画家、ホアン・ミロの絵画のような趣のベネチアンハンドメイドビーズです。金箔や銀箔を包み込んだガラスの上に金箔片や
色ガラスを溶かし込んでつくり、鮮やかなコントラストを生み出しています。透明なブルーのカラーで描いたミロギアッチョなどもポピュラー。「上質」という意味の「クラシコ」が付いた、ミロクラシコは、中の箔が金メインで裏面の一部分、銀をうめこんでいます。
モザイコ
Mosaico
さまざまな小さなかけらを並べるように置いてつくるいわゆるモザイクの技法を使ったビーズです。
ラマート
ramato
フィオラートの一種のようにも思われますが、ヴェッテで木の枝が描かれたものはラマートと呼ばれています。フィオラートとはまた趣の違った美しいビーズです。
ルナーラ
Luna「月」の形容詞形。「月の」という意味(?) アベンチュリーナにヴェッテの技法を使って縞模様をつけたものです。
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